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はじめての催眠術

はじめての催眠術
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はじめての催眠術 (講談社現代新書) 漆原正貴(著)

催眠の定義:知覚や感覚、感情に関して、何か変化が起こるという期待があったときに、実際にその変化が実現する現象
①知覚や感覚の変化に関する期待を持ってもらう
②想像してもらうと、その期待が実現する
③実現した現象を体感していると、より強化される
催眠では、①~③のポジティブフィードバックを起こす
「現象を体感すればするほど、その現象が強まる」
追い込み暗示を使うとより効果的。例「手を離そうとすればするほど」

催眠術は、「催眠誘導」と「暗示」に分けられる。
催眠誘導は、「リラックス」や「集中」などであるが、必ずしも必要ではないという実験結果もある。
「暗示」とは、体験や意識、行動の変性をもたらすような言葉。

催眠状態はあるのか?
状態論と非状態論の学術的な対立があり、現在は折衷案も模索中。

催眠をかける側(施術者)⇒催眠にかかる側(被験者)

催眠感受性尺度(催眠感受性・被暗示性)は、科学的に催眠術のかかりやすさを定義。

ステップ1:ラポールの形成
①施術者と被験者の信頼関係②催眠そのものへの信頼
催眠への誤解を解くことが重要である。具体的には、
「本人が嫌な暗示は絶対にかからない」「どんな暗示も絶対に解ける」

ステップ2:威光暗示
「専門性という威光」を有効活用する

ステップ3:「運動暗示」「禁止暗示」「感覚・記憶暗示」

ラポールの形成⇒(催眠誘導)⇒暗示⇒覚醒

人体の仕組みを利用したトリックと暗示が混ざり合ったもの

■混乱法ー他の簡単なタスクを行うことでより意識を集中させる

■自己催眠が難しい2つの理由
①他者催眠は暗示の処理だけでいいが、
自己催眠は、「自分に指示+暗示を処理」の2つを行う
②解除が恐怖心になる

基本情報

【人は簡単に暗示にかかる!】

言葉だけで、立てなくなったり、何かを好きになったり、笑いが止まらなくなったりする……。
そんな不可思議な「催眠」の世界へようこそ――。

人が知覚し体験している世界は、常に何らかの「暗示」の影響を受けている。
催眠についての知識は、自らが依って生きる世界の見え方を一変させます。

催眠とはつまるところ、言葉であり、コミュニケーションの技法です。その意味では誰にとっても知る価値があります。催眠の持つ特別なイメージを破壊して、素朴な面白さを知ってもらうには、「自分で体験する」以上に強力な方法はありません。

・振り子が動く
・指が近づく
・手が持ち上がらない
・椅子から立てなくなる
・笑いが止まらない     ……など

誰でも実践できる催眠の基本を、わかりやすく解説!

【本書の構成】

はじめに -なぜ「催眠」を学ぶのかー

第1章 【準備編1】催眠とは何か
・催眠とは何か
・催眠のメカニズム
・催眠の歴史
・催眠への「かかりやすさ」とは
・催眠研究の現在

第2章 【準備編2】催眠を行う前に
・催眠をどのように習得するのか
・ラポールの形成
・威光暗示
・安全性の確保
・催眠のスクリプト
・催眠の解き方
・催眠を行う上での心構え

第3章 【実践編1】運動暗示
・腕が上がっていく
・両手が開く
・振り子が動く
・体が後ろに倒れる
・指が近づく

第4章 【実践編2】禁止暗示
・手が固まる
・腕が曲がらない
・指が離せない
・手が持ち上がらない
・声が出ない
・椅子から立てなくなる

第5章 【実践編3】感覚・記憶暗示
・好きになる
・笑いが止まらない
・手が温かくなる
・水の味が変わる
・自分の名前を忘れる

第6章 【応用編】催眠を自由に使いこなす
・上達のためのアプローチ
・暗示文を読む力をつける
・自己催眠を習得する
・自律訓練法のエッセンス

おわりに ―催眠のない世界―

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